人生羊の戯れ言

生きとし生ける人は皆迷える子羊。人生の迷子になった私を留めておくためのささやかな覚え書き。ジャンル問わずです。好物はチョコレート。

親が嫌い?〜あなたは間違ってない〜

みなさんの親子仲はどうですか?

 

友達のように仲良し?

家の中でも敬語?

最近はLINEばっかり、なんて人もいるでしょうか。

 

 

私は両親が嫌いです。

特に母親が。

 

親子仲は不仲ではありません。

 

母親と旅行に行ったりもするし、家庭に問題がある訳でもありません。

 

けれど私は、母親が大嫌いなのです。

 

 

私の場合、とにかく性格が合わないということが挙げられます。

私が楽天的なのに対し、極度な心配症であったり。

たとえば、毎日週7日実家に帰っているのに、帰宅時間が遅いから不安になると2時間も喚かれたりします。

 

あるいは、私が選んだもの全てを否定したり。

この間は、とても気に入って買ったオーナメントを、無駄と一蹴されて戦慄きました。

 

とかく彼女と対立することの多い私。

一時期はとても悩みました。

 

周りの誰もが、親と喧嘩することはあっても上手くいっているのに。

親が嫌い!という人はあまりいなくて。

毎日親と喧嘩するという人もおらず。

 

私が間違ってるのだと、私が異常なのだと思い続けていました。

 

 

けれど。

15年で、我慢の限界が訪れました。

 

私が、親とは反りが合わないと気づいたのは高校生の時でした。

初めて一人で、2週間ほど旅行に行ったのです。

 

親を離れての旅行は、宿泊研修な修学旅行以外で無かったのですが、一切の不安を持たずに出発しました。

 

そして、SNSで連絡を何度かはとりましたが、旅行期間中一切家族を思い出さなかったことに気づいたのです。

素晴らしく楽しい旅行でした。

毎日やることにあふれていて、1日ずつがとても惜しいものでした。

 

旅行が終わって帰宅した時に、息苦しさに気づきました。

あれ?と。

開放的だった旅から切り離されて、閉じ込められた感覚に陥りました。

 

 

きっと私の両親は、私のことをたくさん愛してくれていて、そのせいで心配症なのです。

けれどその愛によって窒息しかかっていました。

 

親元を離れてそのことに初めて気づいたのです。

 

今も実家暮らしを続けているのは、ただ経済的なことだけが理由です。

本当なら今すぐにでも、まさに今日でも家を出て行きたいのですが、何分裕福ではない家庭であり、かつ自分の収入が限られているため、一人暮らしをする余裕が無いのです。

 

自分の努力不足による収入不足が原因なので、誰にあたることも言い訳することも叶いません。

願わくば、早くお金がたまりますように。

 

 

さて、最後まで読んでくださった皆さん。

あなたは親が嫌いですか?

その感情は一時的ですか?それともずっと?

ずっとずっとずっと親が嫌いなあなた。

親を許さないあなた。

あなたは決して間違っていません。

嫌いでもいいのです。

好きになれなくても、仲良くなれなくても。

だって親子って、勝手に割り振られた符号でしょ?

 

ぞっとするほど性格が合わないことも、顔や声が嫌いなことも、許せないことも、あって当然なのです。

だから、決して自分を責めないでくださいね。

あなたの人生が、親がいようといなかろうと幸多きものでありますように。